私は私生活で迷った時、不安な時、いつもこのヨガの教えの8本の枝を思い出す。

それはアシュタンガ(アシュタ=8・アンガ=枝)と呼ばれるこの8つの支則。

ヤマ【他者に対しての実践】
ニヤマ【自分に対しての実践】
アサナ【ポーズの実践】
プラナヤマ【呼吸法の実践】
プラティヤハーラ【感情・五感の制御】
ダラーナ【集中状態】
ディヤーナ【静寂状態】
サマディ【三昧・悟り】

(5,6,7,8は日常的ではないので後に記します)3アサナと4プラナヤマは、今幅広く知られているヨガのポーズや呼吸法の事で、肉体的な実践。しかしその前にも大切な1ヤマ、2ニヤマの心理的な実践、すなわちこころのヨガがある。忙しくてヨガする時間の無い人も、今すぐ出来る、こころのヨガ。

ヤマ【他者に対しての実践】

アヒンサ(非暴力)
肉体的暴力はもちろん、言葉で人を傷つけないようにしよう。
自分を酷使するのはやめよう。
人にも自分にも、癒しを与えよう。

サティア(正直)
ありのままの自分でいよう。
自分の非を認めよう。
今の自分を存分に表現し、今を生きよう。

アスティア(盗まない)
約束の時間を守ろう。相手から頂いた大切な時間を奪わないために・・・。
人から聞いた話は、一度自分で消化し、自分の言葉で誰かに伝えよう。

ブラフマチャリア(禁欲)
時には我慢も必要。
節度をもった人になろう。
自分で決めたことは、最低2ヶ月は貫こう。

アパリグラハ(欲しがらない)
モノは少なく、シンプルに生活しよう。
「コレがなきゃだめ」っていう自分で作る縛りから開放しよう。

ニヤマ【自分に対しての実践】

シャウチャ(清潔)
毎日している、当たり前のことを大切に、丁寧に行おう。

サントーシャ(知足)
ご飯が食べられること、命あることに感謝しよう。
自分の持っている、良い部分を認めよう。
今の自分の、身の丈を知ろう。
今の自分に出来ることをしよう。

タパス(苦行)
人生では、向き合いたくない事に直面することがある。
そのことに逃げるのでも戦うのでもなく、真摯に向き合おう、受け入れよう。
逃げたら、またどこかで必ず同じ問題に直面する。生まれ変わっても・・・。
目を伏せたいことに向き合うことが、後に必ず力になる。

スヴァディヤーヤ(お経・聖典を読む)
良い言葉を口にしよう。
言霊をのせて。
いつでもこころを込めて人と話そう。
そして好きな歌を口ずさもう。

イシュワナプラニターナ(祈り)

想いをかけよう。
どんな小さなことでも。
自分にも。人にも。
この世界で起こる出来事は、私達の想いがそのまま形になって現れる。
自分がどう在りたいのか、大切な人にどう在ってほしいのか、常に胸に抱いて行動しよう。

4千年もの前の書物に、このアシュタンガは記されている。私たちは時に自然に逆らい、傷つけあうけれど、心を持っている人類は、やはり素晴らしい。

この文章は私の解釈なので、それぞれの人の実践によって解釈され、もっと膨らんでくることを願います。
このココロのヨガを実践する人が多く増えることを祈り、1人類として伝え続けます。

NAMASTE. MAIKO AKUTAGAWA