【制作現場】
箸置きが出来上がるのを今か今かと待つ時間も確かに楽しいけれど、せっかくお友達になった(と勝手に思っている)人にオリジナル箸置きを焼いてもらえることになったのだから、その箸置きが出来るまでを追ってみよう!と思い立ち、早速その制作現場にお邪魔することにしました。
5月16日(土)くもり
自由が丘の駅に10時5分前に中上さんと待ち合わせ。休日の午前中から出掛ける、っていうのは自分だけではなかなか出来ないこと(私には)なので、既にここで達成感に浸る…。
そんなどうでもいい達成感はさておき、今日伺うのは、駅から徒歩5分の場所にある「陶芸教室土丸」。中上さんはこの陶芸教室の一角を借りて制作をしています。自宅でも少し制作されるそうですが、家の中に巨大な窯や電動ろくろを置くよりは、こうして近所の陶芸教室の一角を借りたほうが、まぁいいですよね。
さて、本日の主役はこちら。

中上さんが鎌倉の古道具店で購入したという、昔の『菓子型』です。古道具店の店主曰く、18〜19世紀頃の李氏朝鮮時代のものらしいのですが、来歴はともかく中上さんはその型のかわいらしさと古格に惹かれて購入したそうです。
で、そう。今回はこれで箸置きを作るというわけです。
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【step1】
さて、最初は土を練るところから。こんな感じで水分や空気の調節などもしながらちょうど良い塩梅に練ります。ちなみに今回使用するのは、信楽(しがらき)の土。信楽焼で有名な、ポピュラーな土だそうです。

- 本日はレペットのjazzにリネンのサロンという出立ち。
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【step2】
次に、このように型に片栗粉をまぶして180℃の油でカラッと揚げる準備をします。
っていうのはもちろん嘘で、土が型から外れやすくするためにぽんぽんと片栗粉を入れるそうです。
片栗粉が意外なところで活躍していた一面です。
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さて、ちょうどよい固さになった土を型に入れて…
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カンナで余分な土を削ります。
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後ろ姿が見えてきました!
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そして出て来た姿がこちら!
い〜感じですっ。
和菓子は昔からお供え菓子としての一面もあったので、供物が象られているものもあります。
今回の型は、上から蝶々、お花、果物(?)、お魚のかたち。
蝶々はお供えはされていなかったと思い(願い)ますが、蛹から蝶になるその神秘的な生態からか、古来より輪廻、死霊などに関連づけられることが多いので、その為だと思われます。
昔々、李朝で使われていた菓子型が日本へと渡り、日本で愛される和菓子たちを生み出し、そして21世紀には箸置きとして生まれ変わろうとしている…。
小さな『箸置き』を巡るその長い歴史を振り返ると、何だかうれしくも感慨深くもなったのでした。
と、今回はここまで。
この型から「おぎゃあ」と産声をあげた箸置きたちは、このまましばし乾かされ、次回、第二段階の『素焼き』に入ります。焼き物はこうして何段階もの行程を、何週間もかけて、ゆっくりじっくり作業していくんですね。その過程を、ゆっくりじっくり追っていきます!








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