ののこ | はろ~~。 |
---|---|
あき | はりはろ~。 山形トーク はじめるよ~。 |
ののこ | はいよ~。 |
幸子 | は~い! 何から話そうか? |
あき | 洗礼?? |
ののこ | それぞれ印象に残ったこととか…洗礼いいね! |
幸子 | 山形の町並みに一番こころ奪われたかな~。そうだね、洗礼から!! 山形に入って月山という山に差し掛かった時、洗礼を受けた。雪という形で。 |
あき | もう びっくりだったよね! |
幸子 | うん。 |
ののこ | 車で6時間かけて行ってね、、 |
幸子 | 全然余裕でしたね。運転。 |
ののこ | 余裕だったね!月山(がっさん)という山を超えると、目的地、庄内なんだよね。その月山で吹雪!!4月の終わりなのに。 |
幸子 | うん。 吹雪いてた。 |
あき | 正に トンネルの向こうは… の世界だった。 |
幸子 | うん。感慨深かった。 |
ののこ | 月山にはツクヨミノミコトという神様がいるって聞いたね! |
幸子 | うん。 |
あき | そうそう、月の神様だっけ? |
幸子 | 月の神様。 |
ののこ | 三重の伊勢神宮にいる天照大御神 (あまてらすおおみかみ)が、表の神様で太陽なら、ツクヨミノミコトは裏の神様だってね。 |
幸子 | しょっぱなから、季節的な洗礼を受けた気がした。 |
あき | 私、月の神様知らなかった。 |
幸子 | 北国の冬からスタートした感じ。 |
あき | 北国だったよね~ ほんとに。みんな、薄着してたもんで、焦ったよね(笑)! |
ののこ | うん、まず洋服買いに行かなきゃならないかと思った(笑)! |
幸子 | 焦った。寒かった。それから、鶴岡市内や庄内には、春が来てる感じで。 |
あき | そうそう、吹雪いてたのは、車で時間にして40分にも満たなかったかなあ。 |
幸子 | うん。だから、すごく不思議だった。 |
あき | 着いたらイメージしてたような、山形の世界がひろがってたよね。 |
ののこ | うん。さっき幸子も行ってたけど、ほんと街並や風景に心奪われた。 |
幸子 | 湯の浜温泉の旅館『亀や』水平線。 |
あき | 平野。 |
---|---|
ののこ | うん!庄内平野! |
幸子 | 古き良き町並み。 |
---|---|
あき | 日本海! 演歌の冬の海のような。渋くて私 好きだわ~。 |
幸子 | 大事なものがちゃんと残っている町に映った。 |
あき | 素朴でね。 |
ののこ | ほんとだね…古いものが、どっしりと時間を伝えてた。 |
幸子 | 古い建物も新しい建物もうまく共存している。あと、町の中の木の形がいいんだよね~ |
---|---|
あき | 木の形? |
幸子 | うん。お寺の中の桜。民家の椿。いろいろ。 そこにあるべきものがある感じ |
ののこ | そうか~。木の形まで見てなかったけど、確かに、元蚕場の建物にあった桜の木はどっしりしてたな~~。 |
あき | お殿様の敷地内に散っていた、桜が印象に残ってるな~。 |
---|---|
幸子 | うん、美しかった。。 |
ののこ | 綺麗だったね。緑の上に白い花びら。 |
あき | どこか、遠くに来たような 過去にいるような 不思議な気分になった。 |
---|---|
ののこ | 桜の花びらのとなりには紫の花びらもあったの気づいた? |
あき | 気がつかなかった。 |
幸子 | 桜の花の色が白に近いくて。知らなかった。 何の花びらだったんだろう。 |
ののこ | あ、紫の花びらがあったのはお寺の緑の上だ。お寺の名前なんだっけ! |
あき | 善宝寺。 海の守護神龍神を祀るみたいだよ。 |
---|---|
ののこ | 朝に三人で行って、とっても良かったよね、空気。 |
幸子 | うん。 しーんとしてた。 |
ののこ | お坊さんたちの朝の仕事の前だったもんね。 |
あき | 行って良かった~。一気に山形に馴染めた感じになった.. |
ののこ | 龍神さまが祀られてたね。 |
幸子 | うん。 |
あき | 和尚さんが階段を上がって行くの見たとき、空に白い龍が舞ってるような気がしたんだ。 |
ののこ | 空に白い龍か~~~。ほんとに龍神さまだね、、、。 |
あき | そしたら、後から、裏にある池に二龍神が潜んでるって知ってびっくりした。 |
ののこ | 後から知ったんだ! |
幸子 | お坊さんが廊下を歩く音が耳に入ってきて、お堂の中に吸い込まれそうになった。 |
ののこ | うんうん、お坊さんたち、せかせかとちょっと急ぎ気味で、朝の支度をしてる音が、毎日毎日の営みなんだな~~って、何だか沁みた! |
幸子 | うん、そうだったね。 山形の魅力。 |
---|---|
ののこ | 何だかどこも水分たっぷりに感じた。水の恵み。 |
幸子 | 米・野菜魚介・・肉・酒すべてが地のもので賄える、自給自足のまち。いま時代が追い求めているものがある気がした。。 北国の強さを感じた。誰にも頼らない感じがよかった。 |