ののこ 今日、うちに新しいバイク来たの!BMWのR65LSってやつです。もうすぐゆりっぺと一緒のビーマーです。何かね、バイク界では、BMW乗りを「ビーマー」と言ったり、ドゥカティ乗りを「ドゥカティスト」と言ったりするんだよねw。それでは今日は、いよいよ、そんなゆりっぺがどうして モンゴル!!へ行こうと思ったのか!
夕里子 あ、そうだった!えーと、私はバイクの免許を取ってから、バイク旅にハマッたのね。で、道なんかないような大平原を何日もかけて旅するって、究極の旅浪漫だな~と思うようになったのね。
ののこ うん。こわくもありそうだね。
夕里子 そして、舗装されてない自然のままの道、ライダーはオフロードっていうけど、そういう山の中の道をバイクで走るようになって、増えていったオフロード友達から、モンゴルの話を聞いたの。
ののこ そうなんだ!あたしも、はじめて林道に連れて行ってもらってから、即オフに目覚めてセローに乗り換えたの。
夕里子 とにかくだまされたと思って行ってみてって言われて、それだけじゃ説得力ないけど、モンゴルの大草原を走ったことがある人はみんな、とっても幸せそうな目をするんだよ!
ののこ ほええええ~~~~~!ヤックルで行ってみたい
夕里子 モンゴリアンブルーの空と、世界一美しい星空の話を聞いてたら、もう行くしかない!と思った。
藤佳 星空いいな~!ヤックルってこれじゃないよね…? 
ののこ あたしの愛車セロー225を243にボアアップして、ヤックルと名付けて乗ってます。そうそう、旅の中で、私がいちばん感動するのは星空です。旅先での出会いと、星空がいちばん。
夕里子 世界中を走り回るラリーストの菅原さん(カミオン)が、世界で一番美しい星空はモンゴルのだって言ったんだって!それを聞いて、ますます自分の目で確かめたくなったのです。
ののこ 見たいね~!!あたしは今までの旅では、沖縄の波照間島で見た星空と、ラオスのノンキャウって村で見た星空がいちばんだった!天の川もはっきりで、涙ぽろろん。
夕里子 うわ~~~。星空いいよね。冬は特にまたたくのが見れるくらいきれい!
ののこ オリオン座がわからないくらい、他の星も明るいんだよ。ほんとにダイヤモンドをちりばめたみたいだった~!モンゴルの星、見たいね~。
藤佳 モンゴルに行くまでは思い立ったら吉日って感じ?
夕里子 いつか絶対に行くって決めてから、半年くらいは躊躇してたかな。でも菅原さんの知り合いのかたが一緒に行こう!って背中を押してくれて、それからはすぐ。
夕里子 クルーズインターナショナルっていうバイクツアーを主に扱ってるツアー会社のパックツアーで初めてモンゴルに行ったのが、2007年の9月。
ののこ 何人で行ったの?
夕里子 男女計10人集まった。2泊3日でゲル以外なーんも人工物がない大草原をキャンプしながら走りました。
ののこ すごい~~~~!!行きたい!
夕里子 もうそれが最高で。
藤佳 素晴らしいだろーなぁーー。でもお風呂は、ナイよね?
夕里子 そうなの、お風呂もトイレもないの。
ののこ 野?
夕里子 野!
藤佳 の(笑)。
ののこ あたしの名前みたい(汗
ののこ 漢字では野之子
藤佳 そうなんだ!?
ののこ へへへ。
夕里子 でも、モンゴルって高原国だから、乾燥してて、汗をかいてもすぐに乾燥しちゃうのね。だから体はそれほど臭くならないの。ずっとお風呂は行ってないはずの遊牧民たちも、全然臭くないの。
ののこ へ~~不思議だね~。
夕里子 あとね、自然の規模が大きいからか、そこらへんにゴロゴロ動物の糞が転がってるのに、臭くないの!大気の浄化パワーみたいなものを感じて、フルフルした。
ののこ なんか、未知の領域でワクワクするね。九州の熊本あたりを走ってても自然の規模が違うな!!って思うのに…。
藤佳 モンゴルは、何というところから何というところまで移動したの?道なき道なの?
ののこ シリウスに向かって走るの??(またナウシカネタ…)
夕里子 首都ウランバートルから出発して、南のほうに向かって30分も走ると草原地帯が広がってるの。道は、車が通ったあとが一筋ついてるだけで、あとは道なし!
藤佳 ナウシカ大好き。
ののこ あたしの60パーセントはナウシカで出来てます。どんな食料持ってったの?テントも持ってたの?
藤佳 雨とかは降らなかったの?ていうか降らないのかしら?
夕里子 で、500キロくらいかな?3日かけて走って、ウランバートルに戻るって感じ。
藤佳 お水とか食料はバイクに積んでたの?
夕里子 水も食糧も、キャンプに必要な道具も同伴するクルマが積んで走ってくれるから、私たちは身軽に走れるの。
ののこ おう!最高だね!
藤佳 食事はどんなものを食べてたの?缶詰とか?
夕里子 食事も、料理係のモンゴル人のお母さんが三度作ってくれるんだよ!草原で伝統料理食べられるの!お抱えクックつきで手ぶらのちょっとしたVIPツアーよん。
藤佳 さいこ~ですなぁ~。
ののこ さいこ~~ですな~~~。
夕里子 遊牧民に羊を締めてもらって、蒸し焼きにして食べたり。
ののこ 一頭丸ごと??
夕里子 はい。最初は解体していくのを見るのが辛かったんだけど、命をもらうんだからちゃんと見ようと決心して、全部見た。
ののこ 何か、すごく強い経験だね
夕里子 そしたらね、遊牧民が2人がかりで羊をバラバラにしていくんだけど、最後まで一滴も血が飛び散ったり、流れたりしないの。
藤佳 なんでなんで!?
夕里子 母なる大地を汚さないっていうのが彼らの伝統だそうで、どこにナイフを入れれば血が飛び散らないかとか、よーく知ってるの。で、内臓を取り出したおなかがプールみたいになって、そこに血がたまっていって、そこからお椀で血をきれいに救い出して、それはあとで腸詰に使うんだって。
藤佳 くぅ~~っかっこいい。
夕里子 骨は子供のおもちゃになるし、毛はフェルトになるんだよ!もらった命をあますことなく使い切るって伝統。
ののこ 実際に感じてみたい
藤佳 見習いたいね。
夕里子 モンゴルを走る感動のひとつはこれなんだ!って思った。忘れがちな命の重みをもう一度思い起こす、みたいな。
ののこ きっとDNAの遠い記憶が呼び起こされるんだね
何かね、「父は空 母は大地」ってインディアンの話を思い出した
夕里子 なにそれ??
ののこ 私は絵本で読んだんだけど、今あーたんに貸してる。
藤佳 インディアンすごい。国語の教科書に載せた方がいいね。
ののこ 本当に。
夕里子 同感!
ののこ この本、anyカフェに置こう。
藤佳 置こう!
夕里子 あ、ツアーだけど、去年初めて女性だけで走るツアーを立ち上げて、大成功だったの!
ののこ そこがすごいよね~ゆりっぺ。その企画力。
夕里子 カーボンオフセットって、排出したCo2は自分たちで元に戻そうという試み、を、やってみた。ツアー代金の一部を「日本モンゴル親善協会」に寄付してきて、日本モンゴル親善協会はウランバートルで植樹事業を続けているんだけど、それに役立てもらえるよう約束してきました。
ののこ カーボンオフセットの話、しびれた。
藤佳 モンゴルを走る時は何ていう車種に乗るの?みんな違うの?
夕里子 そのツアーはヤマハのセロー225って、ののこの愛車ヤックルと同じだよ。
ののこ おほほほ。ふじかちゃんも免許とったらヤックルに乗らしてあげるね。
藤佳 うん!ところでモンゴル後、色々意識が変わったかもしれないけど何がイチバン変わった?
夕里子 平凡だけど、世界は広いって思うようになった。知ってるつもりで、知らないことは実は自分が思っている以上にあるなーと。
藤佳 そうだよね、多分それは、見えた人にしか見えないものなんだろなー。
ののこ 知らないことを、新鮮に受け入れられるようにいたいな。そういう状態で行きたいね、旅は
夕里子 あと、命の重みを羊さんから再確認した。パックに入った切り身を食べて肉を知った気になってしまうようなこと、改めないといけないなーと反省した。
藤佳 同感!
ののこ 今日、ひき肉買ったけど、そんな意識ゼロだったな
藤佳 いちいち意識してたら大変だけど、何だか「安くて便利は善し」とされてる社会はさびしいよね。
ののこ うん。想像して、実感して、頂かないとね。
夕里子 あとね、オートバイはやっぱりすばらしい!!自然と一体になれるような感動があって、そこから自然を愛する気持ちが膨らんでいくよね。あと、一緒にお風呂を我慢して走った人たちとは、最終的にすごーく仲良くなって、今でも続いてるよ♪
ののこ 何日間入らなかったの?
夕里子 レディースツアーでは4日間入らなかった。
ののこ やりますな。。。
夕里子 と、平然と言えるようになった自分がちょっとこわい(笑)。
ののこ じゃあ、今日はこのくらいにしとくかい~。
藤佳 はい~。
ののこ あ!最後に。今日、撮影のときにゆりっぺが「モンゴルの空の色を言葉に出来ないの!」って言ってたのが印象的だった~。その空の色は見ないとだめかしら?
夕里子 はい、絶対に。^^