藤佳 春だね、お花の季節だよ。ってわけで今日は幸子のフラワーについて色々聞きたいな。手始めにこの間開いた教室(1)の話などは?
幸子 きちんとした、初めてのお教室でした。バレンタインに向けて、Giftをテーマに。
ののこ 楽しいよね~。プレゼントってさ。
幸子 赤色ベースにチョコレートを連想させる姫ゼンマイやスカビオサ、黒いチューリップなど。それから、お花を眺めながら果物をつまんでもらえるように、arrangementの上にイチゴやラズベリーなどを乗せました。
藤佳 素敵♡
ののこ おおお!今聞いたアレンジだと、好きな人と一緒に頂きたいね~。あげちゃうだけだともったいない!
藤佳 私も今日教室行きたかった…。生徒さんは何人くらい居たの?
ののこ 幸子も楽しかった?
幸子 今日は5人。これからも、月1回のペースでやるのでお誘いします。私も愉しかったです。お生徒さんの自由な発想に感化されます。あ、今回の模様は5月号の「25ans」のお教室特集に載ります。
藤佳 あら、チェックしちゃいます。ところで幸子は何でフラワーの道に進んだの?そういう学校とかってあるの?
幸子 お花の学校は沢山あるけど、私は行ってないです。ただ、10年前に違う仕事をしていて、それから、ふと色合わせの仕事がしたいと思いました。
藤佳 いろあわせ?
幸子 色合わせ。真っ白いキャンバスに好きな色で絵を描く感覚です。
ののこ 色に目覚める人って時々いる!絵が描きたかった!で、メイクさんになった人とか。
幸子 私は、たまたまそのときに出会った素材が花だった。
藤佳 運命だね。
ののこ ほんとに。
幸子 布に出会っていたら、お化粧品に目覚めていたら、お洋服のデザイナーやメイクさんになっていたかも。でも、私は花だった。
植物の造形美や、自然から生み出される色にどんどん夢中になっていった。
藤佳 素敵だね。でも実際にお花を扱うとなったら難しそう。
幸子 お洋服だと合わない色の組み合わせが、植物や花だといい感じになることもあるので。そこが一番面白いところかな~。
ののこ 想像するだけでも面白い。自然の力は人間の色彩感覚を超えるんだろうね。
幸子 うん。もっとまわりのひとたちに花の素敵なところ伝えていきたい。
ののこ 十分伝わってるよ。私は幸子と会うまでは、撮影の分野は「人」です。って言ってた。でも、幸子と出逢って、幸子のお花を撮ることができて、人以外を撮ることの面白さ、意義、深みを知りました。それから風景などにも力が入るようになったよ。
藤佳 そうだね、自然の美しさって偉大だよね。
幸子 私も、ののこと出会って花を写真の中におさめることの楽しさを教えてもらった。花は、短いいのち。かわいさゆえにいつまでも手元に残しておきたいと思うのだけれど。
ののこ 花は枯れたり、散ることを知っているからこそ、思いっきり美しく咲くんだと思う。そう思ったら、人も一緒だなと。そういう風に生きたいなあと思った。
幸子 そうだね。10年仕事として花に携わっていて、二度と同じ花には出会えない、いつも少しずつ変化があって、日々違う花と出会っていてそこが飽きさせない。
藤佳 常日頃、花と一緒でないと分からない感覚だね、そこまでは…。「一日一輪」の企画は、本当に日々違う花と出会う感覚を少しでもみんなに分け与えられるね!
幸子 ほんとに!ののこが撮ってくれたダリヤの写真がすべてを突き動かしたよね。
ののこ ね。いっちばん最初に撮った二人の作品。あれがすごく人に評価されたんだよね。撮る予定のないカットだったんだけど、幸子がお風呂に浮かべたダリヤを、もう無意識に撮ってた!
藤佳 へぇ!
幸子 今年は、その写真でマクロレンズの広告とパンフレットのお仕事を頂いた。ののこ先生さまさまです。
ののこ あれは運命のカットだね~。その写真を見たあーたんが、これをポストカードにしたいって言ったんだよね
幸子 私が活けた花。ののこが撮った写真。これに勝るものはないという変な自信。。
藤佳 anyでもののこ&幸子の仕事を実現してみたいね!
幸子 世の中のすべての花の写真をののこと撮っていきたい!よくばりかな?
ののこ 幸子ありがとう。
藤佳 良いじゃん!そうやって多くの人の心を突き動かしてほしい。ところでやっぱり毎日飾るお花は換えてるの?なんだか素人にはとても大変そうな感じがするのだけれど。。
幸子 自分の部屋には、毎日気に入った花を飾ってる。毎日は変えないけど。
藤佳 そうなんだ!見習いたい。そのお花はどうやって選ぶの?感覚?
幸子 そう、そのときの気分で。あとは、お家に来る人のことなども時には考えて選ぶかも。
藤佳 週に3回市場に行くって言ってたよね。朝早くて大変そう…。
幸子 市場は朝の4時から。
ののこ そうそう!初めて会った時にね、幸子は市場でお花の声が聞こえるんです。って言ってたの。それととっても寒いけど、冬の早朝の市場は、ほんとに美しいですよって。すごく印象的なことばだった。
幸子 それは、今でも変わらない。だって、空気が澄んでるの。その中で花が呼ぶんだ~。
ののこ 幸子さんや~~ って?
幸子 うん。
ののこ あたしよあたしよ!って?
幸子 それでね、そこに行くと、気に入った花があるんだな~。
藤佳 完全にお花と以心伝心してるね。
ののこ 幸子、人間じゃないねそのとき。花と同じ目線の生物。
藤佳 大自然の中で、自然と共存してる感じ。
幸子 はい、そこにいのち懸けてます。
藤佳 市場だけど、そこはきっと山の空気のように澄んでいて、幸子は会話ができるんだ。。
幸子 でも、そうじゃないと花には認めて貰えないんです。花に認められるとどんなことがあっても、どんなに難関な仕事でも、花が助けてくれる!だから今、たくさんの人に使っていただける花が作れるようになった。これからも、もっと精進する。
ののこ 幸子のお花を見てると、森を感じる。深い森。
幸子 ナウシカ。
ののこ そこに遊びに行きたくなる。森を作れるってすごくない?
藤佳 すごいよ~~。
ののこ 生命まるごとだよ。
幸子 昔ナウシカを見たとき、こんな植物あるの?って思った。
ののこ うん腐海ね。だからちょっと怖さもあるのかも。ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしてる(BYナウシカ)とか、そういう植物でしょ?ゼンマイとか食虫植物とか、似てるね。
幸子 似てる!あとは美しすぎるから、こわい。っていうのもある。
ののこ やっぱり、生命の秘密だ。。食物連鎖も感じるかも。
藤佳 宮崎駿はやっぱ深みのある美しいもの選んでるね。
幸子 よくドライブに山の中に行くと、たくさん並んでいる木々に吸い込まれそうになるでしょ?
吸い込まれると、
ののこ 吸い込まれると?
幸子 しんじゃう。でもたぶん、吸い込まれることに幸せを感じるかも。森の中に入ってみたい気持ちみたいな。
ののこ 時間の軸とか一瞬でなくなりそう。
幸子 わたしは、そういう感覚でいつも花を作っているから、森を感じさせられるのかも?
藤佳 なるほど~~。
ののこ ほんとにすごい。
幸子 他の花屋さんからはそんなこと聞いたことがないからな~。私ヘンかも。
ののこ へんだよ。へんでいいのさ。
藤佳 「小宇宙」ならぬ「小森」を創ってるんだね。
ののこ こもり?
藤佳 造語。。
幸子 素敵な表現。褒め言葉です。小森!昔は、母親が飾っていたお花見て、ださいな~と思っていた。
藤佳 ださかったの??
ののこ でも幸子のお母さんセンスいいよね。この前福岡に行ったとき、あまりの家の素敵さに度肝を抜かれた。
幸子 うん。あれはね。建築家さんがいいのさ。
ののこ 飾り付けもいいさ~~。
藤佳 ママもお花を活ける方なんだ?
幸子 うん、好きみたいだね。
ののこ お風呂に黄色い落ち葉がいっぱいだったり。ナチュラルに。
藤佳 え~!しゃれおつ。。
ののこ 今度みんなで行こう!(勝手)
藤佳 はい、行こう!(勝手!)
幸子 掃いてないだけだよ!来てください。寝るところはたくさんあります。
ののこ さっきの話なんですけど…花の写真をみたあーたんが、これで手紙を出したら、花を贈るような気持ちも込められるな、って言ったんだよね?
幸子 うん。
藤佳 いいこと言うね、あーたん。
幸子 そこで、はがきと切手を作りたいってね。
ののこ ね。手紙って気持ちも大事に伝えられるし。それでダミーで作ったはがきと切手がコレ。手紙を盛り上げたい!

幸子 うん、作りたいね。
藤佳 それはフクモリに置きたいね!
ののこ 置こう置こう。
藤佳 ポストも設置しよう!そして実際の花…幸子のフラワーアレンジメントも受付ける、っていうのはどう?
幸子 できるでしょ?
藤佳 幸子がOKならできるよ!
ののこ いいね!
幸子 手紙をしたためること。日本の女性大和撫子。まさに、です。
ののこ メールだと、おら~~~!!って言わなくていいことも簡単に送信しちゃうこともあるでしょ?友達から、拝啓~って手紙をもらって、そのあと心境報告とかあって、すごく嬉しかったんだよね。
だから私も、脱・前略。で、ちゃんと季節の挨拶からしたい今日この頃です。
藤佳 季節の挨拶から始まる、っていいよね。
幸子 大切なことだよね。私は母には必ず手紙だな。
藤佳 母に手紙…う~ん、清らかだ。
ののこ その手紙は屋久島に住んでいる友達からでね、屋久島の自然と、自分の心境を重ねて表現した挨拶だったの。ぐっときた。
幸子 ののこの結婚式に絵を描いてくれた彼でしょ?漁師の。
ののこ そうそう、おみやげはでっかい貝殻で。
幸子 あのひとすてきだった。
ののこ 自然とともに生きてる人は、ひとつひとつの物事を大事にするのかもなぁ。
藤佳 屋久島で漁師でおみやげ貝殻って素敵すぎだね。私も最近すんごく自然に戻りたい衝動にかられる。
ののこ 漁師のくせに米も作ってて。
幸子 屋久島に嫁に行けば、永遠に幸せに食べるものにも不自由なく、
ののこ 米と魚と焼酎には困らんね。
藤佳 屋久島にはどうやら好きなものしか無いみたいだ…一回行かないと!
ののこ そうだそうだ!好きなものばっかり(笑)。
幸子 行きたい。魚とかとってみたい。米も精米とかしたい。
ののこ あ、そんなこともするとかなんとか言ってたな。
藤佳 みんなで色んなところへ行って、色んな体験もこのサイトにアップしたいね。
幸子 日が暮れるまえから、焼酎飲むんだ!
ののこ いいね~~。幻の焼酎、「三岳」を用意してもらおう。
幸子 まずは、山形(2)だね。3月になったらみんなで行こう。
ののこ 行こう。
  1. 教室 :   教室は2009.2.13に行われました []
  2. 山形 :   any-がプロデュースにも携わっている「フクモリ any-cafe.」は、山形県産の食材を利用したカフェなのです。 []